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内田 俊介*; 塙 悟史; 内藤 正則*; 岡田 英俊*; Lister, D. H.*
Corrosion Engineering, Science and Technology, 52(8), p.587 - 595, 2017/10
被引用回数:4 パーセンタイル:21.41(Materials Science, Multidisciplinary)電気化学に対する静的解析と酸化皮膜成長に対する動的解析を組み合わせたECP評価モデルを開発した。このモデルで得られた主な結論は以下の通り。過酸化水素及び酸素のECPへの影響は、酸化皮膜の性状変化によるものとして説明できた。水化学条件の変更に起因するECPのヒステリシスを評価することができた。ECPに対する中性子照射効果として、酸化皮膜中の照射誘起拡散をモデルに導入することで、中性子照射によるアノード電流密度の低下に起因したECPの低下を予測した。
Kim, S.-Y.; 朝倉 俊英; 森田 泰治; 池田 泰久*
Journal of Alloys and Compounds, 408-412, p.1291 - 1295, 2006/02
被引用回数:10 パーセンタイル:54.65(Chemistry, Physical)-ジメチルホルムアミド溶媒中のUO(-diketonato)DMF, UO(trop)DMF及びUO(sap)(DMF), (DMF=-dimethyl formamide, -diketonate=thenoyltrifluoroacetonate(ttfa), benzoyl trifluoroacetonate(btfa), and dibenzoylmethanate(dbm), trop=tropolonate, and sap=2-salicylidenaminophenolate)錯体について、サイクリックボルタンメトリー法を用いて電気化学的研究を行った。その結果、形式電位(E, .フェロセン/フェロセニウム)はUO(ttfa)DMF錯体(-1.176V),UO(btfa)DMF錯体(-1.183V),UO(dbm)DMF錯体(-1.461V),UO(trop)DMF錯体(-1.456V)及びUO(sap)(DMF)錯体(-1.585V)であった。これらの錯体は準可逆的にU(V)に還元され、多座配位子を有する錯体ほど、形式電位はより負側にシフトすることがわかった。以上の結果から、単座配位子を持つウラニル錯体よりも多座配位子を持つウラニル錯体の方が、安定なU(V)錯体を生成することが確認された。
Kim, S.-Y.; 朝倉 俊英; 森田 泰治
Radiochimica Acta, 93(12), p.767 - 770, 2005/12
被引用回数:10 パーセンタイル:56.74(Chemistry, Inorganic & Nuclear)ネプツニウムの電気化学反応について、サイクリックボルタンメトリー法,光透過性薄層電極法を用いた測定等により、1-8Mいずれの硝酸濃度において研究した。Np(VI)-Np(V)間の酸化還元反応において、酸化還元電位は硝酸濃度の増加とともに減少し、NpOはNpOに電子還元され、Np(VI)/Np(V)が準可逆であることを示した。1-8M硝酸濃度におけるNp(VI)の酸化還元電位は、+0.906, +0.908, +0.909, +0.902, +0.896, +0.895, +0.888, +0.884V(vs. Ag/AgCl)であった。Np(VI)の酸化還元領域を把握し、分光電気化学測定した。電位が+1.10+0.60Vの範囲では1224nm付近(NpO)の吸収の減少、及び980, 1094nm付近(NpO)に吸収の出現が確認された。電位を変化させた際の、吸収スペクトルの測定により、NpOの還元後に存在する化学種は1種類であることを明らかにした。
Kim, S.-Y.; 朝倉 俊英; 森田 泰治
JAERI-Conf 2005-007, p.341 - 344, 2005/08
Pu(IV)のサイクリックボルタンメトリー測定に基づく1-7Mいずれの硝酸濃度のプルトニウムの電気化学反応を検討した。その結果、Pu(IV)-Pu(III)間の酸化還元反応において、酸化還元電位は硝酸濃度の増加とともに減少し、PuはPuに電子還元され、Pu/Puが準可逆であることを示す。1-7M硝酸濃度におけるPu(IV)の酸化還元電位は、+0.721, +0.712, +0.706, +0.705, +0.704, +0.694, +0.696V(vs. Ag/AgCl)であった。
Kuznetsov, S. A.*; 林 博和; 湊 和生; Gaune-Escard, M.*
Journal of the Electrochemical Society, 152(4), p.C203 - C212, 2005/04
被引用回数:108 パーセンタイル:94.63(Electrochemistry)LiCl-KCl共晶溶融塩中のウランの電気化学的挙動を測定した。ボルタンメトリ等の結果からU(IV)/U(III)及びU(III)/Uの酸化還元電位を求め、LiCl-KCl共晶溶融塩中のUCl及びUClの熱力学的性質を導出した。また、ボルタンメトリ,クロノポテンシオメトリ,クロノアンペロメトリ測定等の結果からU(IV)及びU(III)イオンの拡散係数を導出した。さらに、U(IV)イオンを含んだLiCl-KCl共晶溶融塩中に酸化物イオンを加えた場合の電気化学的挙動についての知見を得た。
Kim, S.-Y.; 朝倉 俊英; 森田 泰治; 内山 軍蔵*; 池田 泰久*
Radiochimica Acta, 93(2), p.75 - 81, 2005/02
被引用回数:9 パーセンタイル:53.19(Chemistry, Inorganic & Nuclear)ジメチルスルホキシド溶媒中のUO(-diketonato)dmso, UO(trop)dmso, UO(sap)(dmso)、及びUO(salen)dmso(dmso=dimethyl sulfoxide, -diketonate=benzoyl-acetonate(ba), benzoyltrifluoroacetonate(btfa), and thenoyltrifluoroacetonate(ttfa), trop=tropolonate, sap=2-salicylidenaminophenolate, salen=N,N'-disalicylidenethylenediaminate)錯体について、サイクリックボルタンメトリー法を用いて電気化学的研究した。その結果、形式電位(E, vs.フェロセン/フェロセニウム)はUO(ba)dmso錯体(-1.416V),UO(btfa)dmso錯体(-1.073V),UO(ttfa)dmso錯体(-1.082V), UO(trop)dmso錯体(-1.379V),UO(sap)(dmso)錯体(-1.500V)及びUO(salen)dmso錯体(-1.602V)であった。これらの錯体は準可逆的にU(V)に還元され、多座配位子を有する錯体ほど、還元電位はより負側にシフトすることがわかった。以上の結果から、単座配位子を持つウラニル錯体よりも多座配位子を持つウラニル錯体の方が、安定なU(V)錯体を生成することが確認された。
Kim, S.-Y.; 朝倉 俊英; 森田 泰治; 内山 軍蔵*; 池田 泰久*
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 262(2), p.311 - 315, 2004/11
被引用回数:11 パーセンタイル:58.51(Chemistry, Analytical)ネプツニウムの電気化学反応について、サイクリックボルタンメトリー法,光透過性薄層電極法を用いた測定等により、3M硝酸において研究した。Np(VI)-Np(V)間の酸化還元反応において、酸化還元電位は硝酸濃度の増加とともに減少し、NpOはNpOに電子還元され、NpO/NpOが準可逆であることを示した。Np(VI)の酸化還元領域を把握し、分光電気化学測定した。電位が+1.05+0.65Vの範囲では1224nm付近(NpO)の吸収の減少、及び980, 1094nm付近(NpO)に吸収の出現が確認された。電位を変化させた際の、吸収スペクトルの測定により、NpOの還元後に存在する化学種は1種類であることを明らかにした。
白井 理; 魚住 浩一*; 岩井 孝; 荒井 康夫
Journal of Nuclear Science and Technology, 39(Suppl.3), p.745 - 748, 2002/11
0.2-1.0wt%のUClを含むLiCl-KCl共晶塩系でのUNの溶解挙動をボルタンメトリーによって調べた。U/U及びU/Uの電極反応との比較から、UNの生成自由エネルギー及びUNClの生成自由エネルギーの評価を行った。これを基に、陽極でUNを溶解しながら、陰極でU金属の回収試験を行った。この時、窒素ガスの定量を行い、電解挙動との関係を調べた。
林 博和; 湊 和生
JAERI-Conf 2001-016, 181 Pages, 2001/12
溶融塩技術を利用した物質の分離や合成は、新たな物質科学の分野を展開していくものとして、近年、調査・研究が精力的に行われてきている。原研物質科学研究部アクチノイド科学研究グループは、日本原子力学会再処理・リサイクル部会と共催で、2001年7月18日に原研東海研において、本ワークショップを開催した。本ワークショップでは、溶融塩の構造や物性から乾式再処理技術と計算シミュレーションに至る、溶融塩技術の基礎から応用までの広範囲にわたる11件の講演が行われるとともに、活発な討議が行われた。
小川 徹; 湊 和生
Pure and Applied Chemistry, 73(5), p.799 - 806, 2001/05
被引用回数:15 パーセンタイル:54.07(Chemistry, Multidisciplinary)照射済燃料からアクチノイドを回収する新技術として乾式法が提案されている。原研では、消滅用のTRUを含有する窒化物に対して溶融塩プロセスを応用する手法を検討している。研究の過程で、M-N-Cl系の高温化学、酸素不純物の効果、ランタノイド・アクチノイドの通常の三価のほかの二価の存在の影響について、実験及び解析を進めてきた。溶融塩中の核燃料物質の溶解と析出の過程について、熱力学的解析と電気化学測定の結果を比較した。
林 博和; 湊 和生*
no journal, ,
将来の核燃料サイクルに関する検討において使用済燃料の再処理法として期待されている乾式再処理法の開発には、プロセスにおける超ウラン元素(TRU)の挙動を理解することが必要である。本発表では、酸化物燃料の乾式再処理プロセスでの利用が考えられているNaCl-2CsCl溶融塩中のネプツニウムの挙動を、サイクリックボルタンメトリ法などの電気化学的手法によって測定した結果を報告する。LiCl-KCl共晶溶融塩中での挙動と同様にNp(IV)イオンはNp(III)イオンを経てNpに還元されること、及びこれらの酸化還元電位と各イオンの拡散係数などの測定データを示す。